「お化粧をすると可愛くなれる」
幼少時代のままごとや人形遊びの延長で、私たちは自然と、メイクをすると可愛く変身する事ができる事実を知っています。
近年は、100円ショップなどで、お手頃価格で手軽にコスメを購入することができ、キッズコスメも増えているため、小学生の頃からメイクに目覚める人も、少なくはありません。
幼い頃に、ママの化粧品をこっそりイタズラした人も多いのでは無いでしょうか。
でも、そんなに小さいうちからお化粧をしても大丈夫なの?と、不安になることもありますよね。
肌トラブルや危険性は無いのか、やっぱり気になります。
しっかり知識をつけて、楽しく安全にメイクを楽しみましょう。
そもそもメイクとは何か?
メイク、化粧とは実際に何を指すのでしょうか。
化粧水や乳液で保湿したり、ニキビケアをするような「ケア」という分野もあれば、アイシャドウやマスカラで目元をパッチリに見せたり、眉毛の形を美しく整える「メイクアップ(メーキャップ)」という分野もあります。
はたまた、最新の医療美容技術を用いた、処置や手術を伴うような「美容医療」の分野までもを指す、という認識の方も居るかもしれません。
この記事では、主に『ケア(土台づくり)~メイクアップ(装飾)』までをメイクと定義し、情報をお届けしております。
化粧の歴史を辿ると魔除けだった!?
社会心理学者の大坊郁夫さんによると、古来の日本では、メイクは医療行為の一環として、また、魔除けの意味をこめて行われてきたもの。
医療呪術の信仰と、美容化粧が一緒くたにカテゴライズされていた状況だったものが、『古事記』や『日本書紀』においては、お化粧単体の行為への言及が見られるようになり、平安時代には、儀式の際の化粧は礼儀作法である文化認識が浸透しました。
実際、メイクをしていると「どこかへお出かけ?」と、思われるでしょうし、デートやイベントなど、大切な催事の時には、お化粧が念入りになりますよね。
一番心配な事は肌トラブル
時代と共に、メイクの意味も、トレンドのテイストも、変わって行きますが、〇歳からしか無理、などというルールは無く、若いうちからメイクを楽しむことは、自己表現のひとつです。
ただ、気を付けて頂きたいのは、年齢によって、肌の状態やライフスタイルは違う、ということ。
子どもの肌は剝きたてのゆで卵のように、とてもデリケートで、肌が完成していない状態。細胞の層の数は、成人の半分くらいしか無いのです。
そのため、大人の肌を想定して作られたコスメより、子供向けに作られ、安全性が担保されたキッズコスメの方が、より安心と言えるでしょう。
玩具メーカーが販売している子供用化粧品の多くは、「対象年齢6歳以上」と表記されているものが多いです。但しこれも、お肌の敏感レベルは個人差がありますし、使用時間や環境によっても異なるでしょう。初めて使用するコスメには注意が必要です。
化粧品トラブルに多い例
トラブルが起きないよう、
- 一気にあれこれ試さない
- まずは短時間使用でテスト
- 経過を見守る
という観察が大事ですし、一般社団法人日本玩具協会が定める『STマーク』は、玩具としての安全性が高いと評価されたマークですので、これを購買の目安にされるのもひとつです。
化粧品ブランドカウンターに入れる年齢は?
美容部員になるのに制限があったとしても、購入者に制限はありません。ですので、結論から申し上げると『何歳からでも可能』と、言えますが、カウンセリングをしてもらったり、メイクを施してもらうには、子どもや学生さんのハードルは高いでしょう。
オススメは “ママと一緒に” 来店。隣でボーっと待っておくくらいなら「お嬢さんも試しますか?」と、聞かれる事もありますし「娘も試してみて良いですか?」と、言ってみる事もできますね。
まとめ◆メイクのスタートに年齢で縛られるものなど無い!
化粧品は、メーカーによって対象や推奨される使い方、保管方法があるものの、何歳からでないとメイクを楽しんではならない、というルールが存在するものではありません。
あなたを変身させてくれる魅力的なツールを、上手く使って行きましょう!
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